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モッコク(Ternstroemia gymnanthera)の分類 Pentaphylacaceae
モッコク(Ternstroemia gymnanthera)の概要 Ternstroemia

モッコク(Ternstroemia gymnanthera)

【 学名 】
Ternstroemia gymnanthera (Wight & Arn.) Sprague

基本情報

草丈・樹高

・樹高:10~15 m

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最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑高木

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花期

7月

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分布

本州の中南部、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、マレーシア、インドまで分布。

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学名の解説

属名は、18世紀のスウェーデンの自然科学者テルンストロエムの名にちなむ。種小名は「雄しべのやくが裸の」の意味。

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和名の解説

セッコクの花の淡い芳香に似ていることから。「石斛」に対して「木斛」。

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別名・方言名

ブッポウノキ(厄除けの霊験があると信じられたため)、アカギ(材が赤いことから)、アカモモ、アカミノキ(果実や種子が赤いことから)/クロマツ(千葉)、ホオズキ(愛媛)、ブップイス(宮城、鹿児島)、モホー(屋久島)、イク(沖縄)

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分類学的位置付け

ツバキ科 モッコク属

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人間との関係

庭園の主木、公園の修景用として植栽される。

材は堅くて重く、建築、器具、寄木細工、櫛などのほか、薪炭に用いられる。

樹皮はタンニンを含み、八丈島、三宅島などでは、これから茶褐色の染料をとる。

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形態

葉の形質

葉は互生し、短柄の長楕円状倒卵形で長さ 4~7 ㎝。縁は全縁、ただしひこばえの葉、幼時にときに粗きょ歯がある。

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茎(幹)の形質

幹は直立。樹皮は黒褐色でなめらか、枝は赤褐色、全株無毛である。

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花の形質

花は、枝の上部に柄のある白色の小花を下向きに開く。がく片は5個、花弁5個、雄しべ多数。

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果実の形質

さく果は10月に成熟し、皮は厚い。

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種子の形質

種子はエンドウ豆くらいの大きさ、濃赤色で長い楕円体形。12月に果実の皮が破れて、種子が出てくる。

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似ている種 (間違えやすい種)

ヒメモッコク

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生態

生育環境

関東南部以西の暖地に自生し、また植栽も多い。肥沃の壌土を好む。生長は遅い。耐陰性、耐潮性があり、大気汚染にも強い。

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その他生態

実生とさし木による。実生は湿り気のある砂中に常温貯蔵し、春に播種する。

樹形が自然に整うが、小枝が密生するので適度の枝抜きを行う。施肥を要する時は、2月に寒肥を施す。

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関連情報

病害虫

ハマキムシ

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種・分類一覧