- 解説一覧
- ジンチョウゲ(Daphne odora)について

目次
基本情報
- 人間との関係
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園芸品種には葉に黄色い斑の入るフクリンジンチョウゲ、花が白色のシロバナジンチョウゲ、淡紅色で内側は白色のウスベニジンチョウゲなどがあり、庭木や切り花として需要が多い。
風邪でのどが痛む時、日干しにした花を煎じて飲むかうがいをするとよい。
花(瑞香花)や根(瑞香根)は有毒であるが薬用にされ、中国では歯痛、乳がん初期、神経痛などに用いられる。
季題は「春」。「沈丁花をくぐりて落つる霰かな 汀女」「靴脱ぎに女草履や沈丁花」などの句がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ
形態
生態
- その他生態
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生長はやや遅い。せん定は好まない。とくに大株の移植は困難。病害虫にも弱いが、大気汚染には比較的強い。
繫殖は実生、さし木による。実生は種子を採りまきすると翌年6月頃には発芽し、3年目には開花する。
自然に樹形は整うが、刈込みは花の終わったころがよい。
施肥は、根元の乾燥を防ぐ目的を兼ねて、根もとに腐葉土、堆肥を埋め込み、土中の湿度を高めてやる。
さらに5~6月と9月に油かすなどの施肥などの施肥を行うと効果がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ