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ハナノキ(Acer pycnanthum)の分類 Sapindaceae
ハナノキ(Acer pycnanthum)の概要 Acer

ハナノキ(Acer pycnanthum)

絶滅危惧II類 (VU)

【環境省】絶滅の危険が増大している種

【 学名 】
Acer pycnanthum C. Koch

基本情報

草丈・樹高

・樹高:25 m
・幹径:1 m

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最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉高木

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花期

4月

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分布

本州(岐阜、長野、愛知県)に分布。

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学名の解説

属名はカエデの一種 A. campestre のラテン名で「裂ける」という意味があり、切れ込んだ葉形に基づく。

種小名 pycnanthum は密に花のある、の意味。

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和名の解説

花が紅葉で美しいため、また新葉の頃に木全体が桃色に染まったように見えることから。

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亜種・変種・品種

アメリカハナノキ

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別名・方言名

ハナカエデ

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分類学的位置付け

カエデ科 カエデ属

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人間との関係

庭園樹、公園樹、街路樹などに用いる。

岐阜県中津川市の坂本のハナノキ自生地は1920年(大正9)、日本初の天然記念物指定を受けたことでも知られている。

愛知県の県木。

自然状態の自生地は少なく、絶滅危急種に指定されている。

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形態

葉の形質

葉は対生、長柄で無毛。葉身は浅く3裂し、裂片は卵状三角形でふぞろいのきょ歯があり、基部は円形または浅心形。

長さ 4~7 ㎝、幅 3~6 ㎝。表面は濃緑色、裏面は粉白粉で秋に紅葉する。

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茎(幹)の形質

幹は直立、分枝し、樹皮は帯白色。枝は無毛。節には若時に褐色の毛が少しある。

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花の形質

花は前年枝の側芽に数個束生する。花弁とがくはともに5枚で紅色を帯びる。

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果実の形質

果実は5月頃熟し、無毛で翼とともに 2 ㎝ぐらい。翼はあまり開出しない。

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生態

生育環境

主に木曽川流域の低山地の窪地や湿地に自生、または栽植される中庸樹。やや陽性を帯びる。

自生するものは湿気のある肥沃土を好むが、植栽する場合はふつうの土壌で育つ。生長は早い。大気汚染には弱い。

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種・分類一覧