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- ハナノキ(Acer pycnanthum)について

ハナノキ(Acer pycnanthum)
【環境省】絶滅の危険が増大している種
- 【 学名 】
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Acer pycnanthum C. Koch
目次
基本情報
- 学名の解説
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属名はカエデの一種 A. campestre のラテン名で「裂ける」という意味があり、切れ込んだ葉形に基づく。
種小名 pycnanthum は密に花のある、の意味。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ
- 人間との関係
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庭園樹、公園樹、街路樹などに用いる。
岐阜県中津川市の坂本のハナノキ自生地は1920年(大正9)、日本初の天然記念物指定を受けたことでも知られている。
愛知県の県木。
自然状態の自生地は少なく、絶滅危急種に指定されている。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は対生、長柄で無毛。葉身は浅く3裂し、裂片は卵状三角形でふぞろいのきょ歯があり、基部は円形または浅心形。
長さ 4~7 ㎝、幅 3~6 ㎝。表面は濃緑色、裏面は粉白粉で秋に紅葉する。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ
生態
- 生育環境
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主に木曽川流域の低山地の窪地や湿地に自生、または栽植される中庸樹。やや陽性を帯びる。
自生するものは湿気のある肥沃土を好むが、植栽する場合はふつうの土壌で育つ。生長は早い。大気汚染には弱い。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ