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Rhus chinensisの分類 Anacardiaceae
Rhus chinensisの概要 Rhus

Rhus chinensis

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Rhus chinensis Mill.

基本情報

草丈・樹高

高さ 5~10 m

参考文献

  • 1992 野草大百科 - 書籍全体, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

花期

8~9月頃

参考文献

  • 1992 野草大百科 - 書籍全体, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

分布

北海道、本州、四国、九州、沖縄に自生。台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。

参考文献

  • 1998 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて - 書籍全体, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

和名の解説

平安時代にはヌルデをヌテンと呼んでいた。『本草和名』(918)はこの木にできる虫こぶをヌテンノキノムシの名で呼び、このキノムシに樗鶏の漢名をあてた。

『本朝食鑑』(1697)になると、沼天はいま言う奴留天(ヌルデ)の木のことであるとし、『和漢三才図会』(1713)の寺島良安は、奴留天の天は手を意味し、奴留手から和名になったとしている。奴留手は、この木を折ると白いにかわ様の樹液が出て、物を塗るのに使用していたと見られることから、「塗る手」に由来したものであろう。

参考文献

  • 1998 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて - 書籍全体, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

別名・方言名

別名:フシノキ、勝木(かつき)、白膠木紅葉(ぬるでもみぢ)、耳付子(みんぶし)、護摩木(ごまき)、塩塩木(しょっぺしょっぺのき)

参考文献

  • 1980 原色版日本薬用植物事典 - 書籍全体, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. .
  • 1992 野草大百科 - 書籍全体, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ウルシ科

参考文献

  • 1980 原色版日本薬用植物事典 - 書籍全体, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

人間との関係

ヌルデノミミアブラムシという名の小さな昆虫の産卵で、葉に虫こぶができる。秋にこれをとり、蒸して中の虫を殺し、乾燥したものを五倍子、またフシとも言う。『本朝食鑑』に、「わが国(日本)の当世の女子は、鉄漿に膚子を合わせて、歯牙に塗っている…通称、鉄を着けるとか、お歯黒を着けると云う…」とある。鉄なべのこわれたのを米のとぎ汁につけ、暖かい所において、この上澄みに五倍子の粉末を混ぜて歯に塗ったようであるが、なぜ女子が歯を染めるのか、「博識の人を俟って、この理由を明らかにしたい」と結んでいる。

ほかにもタンニンをとったり、正月の箸をはじめいろいろな用材として用いられていた。染料や写真の製造原料などにも利用される。

晩秋の頃、果実の表面が白い粉で覆われる。この房を子どもたちはシオナメといって果実ごと口に入れ、なめていた。

生薬名は五倍子という。

【成分】
酸性リンゴ酸カルシウム、クエン酸、酒石酸、タンニンを含む。

【薬効と用い方】
・下痢、痰、咳に用いる
1回量 10~15 gを、水 400 ㏄で3分の1量に煎じて服用する。

参考文献

  • 1998 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて - 書籍全体, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. .
  • 1992 野草大百科 - 書籍全体, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

形態

葉の形質

葉は枝先に集まって互生し、奇数羽状複葉で、小葉は3~6対あり、卵形~楕円形~長楕円形で先は尖り、へりはやや粗く鋸歯状に切れ込み、表面には短毛がまばらに生える。裏側には軟毛が密生していて、対生する小葉と小葉との間の葉軸には翼があり、間々瘤が附着する。

参考文献

  • 1980 原色版日本薬用植物事典 - 書籍全体, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

花の形質

枝先に円錐状につき、その花軸には軟毛が密布し、白色でごく細かい。がく片5、花弁5、雄花では、雄しべ5、雌花では発育不良の雄しべ5と花柱3、子房は1室ある。

参考文献

  • 1980 原色版日本薬用植物事典 - 書籍全体, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

果実の形質

花後実る果実は、小扁円形で赤紫色、ときには白緑色を帯び、短毛が密布し、熟すと白粉を帯びる。

参考文献

  • 1980 原色版日本薬用植物事典 - 書籍全体, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

生態

生育環境

日のあたる山野丘陵に生える。

参考文献

  • 1980 原色版日本薬用植物事典 - 書籍全体, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

関連情報

味や食感

酸塩味がある。

参考文献

  • 1992 野草大百科 - 書籍全体, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. .

最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

種・分類一覧