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シャリンバイ(Rhaphiolepis indica)の分類 バラ科(Rosaceae)
シャリンバイ(Rhaphiolepis indica)の概要 Rhaphiolepis

シャリンバイ(Rhaphiolepis indica)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Rhaphiolepis indica (L.) Lindl.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:2~4 m

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最終更新日:2020-05-01 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑低木

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花期

5~6月

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分布

本州の東北南部から、四国、九州、沖縄にかけて分布。

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原産地

日本(本州、九州)

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学名の解説

属名は「針 rhaphis」+「鱗片 lepis」。種小名は「散形花序の」の意味。

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和名の解説

花がウメに似ており、枝葉が密生して輪生状に出るため。

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亜種・変種・品種

マルシャリンバイ、ホソシャリンバイ、ヒメシャリンバイ

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別名・方言名

ハマモッコク、マルバシャリンバイ

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分類学的位置付け

バラ科 シャリンバイ属

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人間との関係

古くから庭に植えられ、公園、工場、道路の分離に植栽される。

奄美大島には多く群生しており、幹と根を細裂して乾かし、煎汁をとって大島紬の染料として利用している。

樹皮および材はタンニンを4~5%を含み、大島紬の褐色の染料に用いられる。

1963年(昭和38)、オランダのベアトリクス王女が来日した際、長崎の出島にバラとシャリンバイを記念植樹した。

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形態

葉の形質

葉は輪状に互生し、枝、葉、葉柄ともに幼時は茶色の軟毛があり、のちに無毛となる。

葉は長楕円形~卵形でときに倒卵形、ほとんど全縁で、縁はやや外曲、狭脚、長さ 5~15 ㎝の頂生の円錐花序につく。

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茎(幹)の形質

幹は直立、小枝は車輪状に規則正しくでる。枝には幼時に褐色の軟毛がある。

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花の形質

花は枝先に咲き、花冠は径 1~1.5 ㎝、花弁は5枚で白色。円形または倒卵形、雄しべは20本。

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果実の形質

果実は球形で径 7~10 ㎜、光沢があり、成熟して黒色または黒褐色となる。

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種子の形質

果実の中に球形で硬質の大きな種子が、通常1個ある。

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芽生え・幼木の形質

果実の中に球形で硬質の大きな種子が、通常1個ある。

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生態

生育環境

日照を好み、耐寒性は弱く、潮害に強い。

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その他生態

繫殖は実生、さし木による。実生は、果肉を水洗生干しし、湿り気のある砂に混ぜて涼所に置くか土中に埋蔵し、3月頃播種する。

自然に樹形が整うので手を加える必要はないが、若木のうちに新梢が元気よく伸長するので、芽を切って樹形を整える。施肥は特に施す必要はない。

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関連情報

病害虫

病害虫には、カイガラムシによりスス病を併発する。

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種・分類一覧