- 解説一覧
- ヤマブドウ(Vitis coignetiae)について

目次
基本情報
- 人間との関係
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果実は酸味が強いが食用、ジャムの原料用、または果汁をしぼってブドウ酒をつくる。
秋には美しく紅葉する。
季題は「秋」。「山葡萄熟れてこぼるゝばかりなり 雁来紅」などの句がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は有柄、互生、葉身は五角形に近く、基部は深い心臓形、長さ 10~30 ㎝、幅 10~25 ㎝、葉縁に低いとがったきょ歯がある。
上面緑色、初めはクモ毛があるが後に無毛、下面は赤褐色のクモ毛が密生する。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ
- 茎(幹)の形質
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つるは太く堅く、高くのびる。樹皮は濃褐色、縦に薄くはがれる。小枝は平滑で赤褐色。皮目は不明瞭。
新しい枝はながさ 2 mものび、褐色のクモ毛に覆われる。
巻ひげは葉に対生して出て、2節続けて出ると1節休むことの繰り返しを行い、他の植物にからまる。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ
- 花の形質
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花は小形で黄緑色、葉に対して出る有柄の円錐花序に集まり、がくは輪形、花弁は5、上部合体し、下部は分離する。
雄しべ5、花糸の間に蜜槽があり、雌しべは1で、雄しべより短い。
参考文献
最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ