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ヤマブドウ(Vitis coignetiae)の分類 Vitaceae
ヤマブドウ(Vitis coignetiae)の概要 Vitis

ヤマブドウ(Vitis coignetiae)

【 学名 】
Vitis coignetiae Pulliat ex Planchon

基本情報

草丈・樹高

・径:10 ㎝

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最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉つる性植物

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花期

6月

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分布

北海道、本州、四国、サハリン、南千島に分布している。

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学名の解説

属名はラテン古語。生命を意味するvitaと関係があるかは不明。種小名 coignetiae は人名でコアイネの、の意味。

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和名の解説

山に生えるブドウの意味。

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別名・方言名

カネブ、ヤマエビ、ノブドウ、オオエビヅル/ハッ(アイヌ。果実を指す)ハップンカル(同。つるを指す)

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分類学的位置付け

ブドウ科 ブドウ属

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人間との関係

果実は酸味が強いが食用、ジャムの原料用、または果汁をしぼってブドウ酒をつくる。

秋には美しく紅葉する。

季題は「秋」。「山葡萄熟れてこぼるゝばかりなり 雁来紅」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は有柄、互生、葉身は五角形に近く、基部は深い心臓形、長さ 10~30 ㎝、幅 10~25 ㎝、葉縁に低いとがったきょ歯がある。

上面緑色、初めはクモ毛があるが後に無毛、下面は赤褐色のクモ毛が密生する。

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茎(幹)の形質

つるは太く堅く、高くのびる。樹皮は濃褐色、縦に薄くはがれる。小枝は平滑で赤褐色。皮目は不明瞭。

新しい枝はながさ 2 mものび、褐色のクモ毛に覆われる。

巻ひげは葉に対生して出て、2節続けて出ると1節休むことの繰り返しを行い、他の植物にからまる。

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花の形質

花は小形で黄緑色、葉に対して出る有柄の円錐花序に集まり、がくは輪形、花弁は5、上部合体し、下部は分離する。

雄しべ5、花糸の間に蜜槽があり、雌しべは1で、雄しべより短い。

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果実の形質

液果は秋に熟し、房になって下垂する。球形、径 0.8 ㎝、紫黒色。

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種子の形質

種子は広倒卵形、長さ 0.5 ㎝、暗褐色。

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生態

生育環境

温帯の山地に生える。生長はきわめて早く、他の植物を圧倒する。

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食物として利用する動物

クマやサルが好んで食べる。

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関連情報

栽培方法

繫殖は実生による。ふつうには栽培しない。

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種・分類一覧