- 解説一覧
- ケアオダモ(Fraxinus lanuginosa)について

ケアオダモ(Fraxinus lanuginosa)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
-
Fraxinus lanuginosa Koidz.
基本情報
- 人間との関係
-
建築材、器具材、機械材など。
材は心材が淡黄褐色から帯褐灰色で、気乾比重約 0.71。
一般に木が小さいので用途が限られるが、粘り強いので運動具などに賞用され、特に日本のプロ野球のバットの大部分はこの材でつくられる。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
-
葉は対生、有柄、奇数羽状複葉、全長 10~20 ㎝。小葉は5~7片で、羽片の長さは 5~10 ㎝、幅 1.5~3.5 ㎝。
長卵形、先端は長鋭尖頭、基部はくさび形、低きょ歯があり、質は薄い。
側小葉はゆがんだ形をしており、ほとんど無柄。表面は無毛、裏面の中肋や側脈にそって毛がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
- 花の形質
-
上部の新枝端に円錐花序を頂生し、多くの白色小花をつける。花冠は細長い4弁に分かれる。
雌雄異株。雄花には2個の雄しべがあり、雌花には2個の雄しべと1個の雌しべがある。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
- 芽生え・幼木の形質
-
冬芽は枝の先端に1個の頂芽。側生する側芽とがある。頂芽は広卵形で大きく、長さ 0.5~0.7 ㎝、2~4枚の芽鱗に包まれる。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ