- 解説一覧
- タチジャコウソウ(Thymus vulgaris)について
タチジャコウソウ(Thymus vulgaris)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Thymus vulgaris L.
基本情報
- 草丈・樹高
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15~30 cm
参考文献
- 伊沢凡人 1980 タチジャコウソウ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 126₋127.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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別名:タイム、チムス
参考文献
- 伊沢凡人 1980 タチジャコウソウ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 126₋127.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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シソ科 ティムス属
参考文献
- 伊沢凡人 1980 タチジャコウソウ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 126₋127.
- 山中雅也 1994 ティムス属, ウルガリス, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1544₋1555.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
- 人間との関係
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葉または開花期の地上部をハーブとして、肉料理のほか、とくにハムやソーセージの香りづけに用いる。
薬用ではハーブティーとして、風邪、気管支炎、咽頭炎などによく利用される。また精油はチアミン油とよばれ、チモールなどの成分を含み、鎮痛、鎮咳、駆虫薬などとされるが、毒性が強く、素人療法は避けるべきである。
参考文献
- 御影雅幸 1997 タイム, 八尋洲東(編) 植物の世界2,種子植物 双子葉類2. 朝日新聞社. 243.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
形態
- 葉の形質
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葉身は灰緑色で対生(葉柄はごく短いか無い)、卵状披針形~線形で、へりは反り返り、両面に毛があり、裏側には腺毛が生えている。長さは 5 mm前後である。揉んでかぐとチモール臭がする。
参考文献
- 伊沢凡人 1980 タチジャコウソウ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 126₋127.
- 山中雅也 1994 ティムス属, ウルガリス, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1544₋1555.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
- 茎(幹)の形質
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茎は木質で地上をはい、四角い枝がたくさん上向きに単一または対生にでて群落を呈し、15~30 cmぐらいになる。
参考文献
- 伊沢凡人 1980 タチジャコウソウ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 126₋127.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
- 花の形質
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枝先の葉腋に数個ずつ層をなして 5~6 mmの淡紅紫色または白色の花をつける。下唇3裂、雄しべ4、そのうち2本は長く、雌しべとともに花外に突出する。蕚は長さ 2.5 mm程度で、毛を生じ腺点がある。
参考文献
- 伊沢凡人 1980 タチジャコウソウ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 126₋127.
- 御影雅幸 1997 タイム, 八尋洲東(編) 植物の世界2,種子植物 双子葉類2. 朝日新聞社. 243.
- 山中雅也 1994 ティムス属, ウルガリス, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1544₋1555.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
生態
- その他生態
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日当たりが良ければ日本でもよく育つが、3~4年に一度、挿し木で株を更新するのがよい。
参考文献
- 御影雅幸 1997 タイム, 八尋洲東(編) 植物の世界2,種子植物 双子葉類2. 朝日新聞社. 243.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン
関連情報
- 栽培方法
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増殖は実生、挿木、株分けによる。排水良好の場所がよい。タイムは香辛料として菜園やポットでも栽培される。ほふく性種はロックガーデンやカバープラントとして利用することができる。庭の通路などに植えると、これを踏んだ時に香りが漂う。
参考文献
- 山中雅也 1994 ティムス属, ウルガリス, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1544₋1555.
最終更新日:2021-01-14 ハリリセンボン