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アメリカザゼンソウ(Symplocarpus foetidus)の分類 Araceae
アメリカザゼンソウ(Symplocarpus foetidus)の概要 Symplocarpus

アメリカザゼンソウ(Symplocarpus foetidus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Symplocarpus foetidus (L.) Salisb. ex W.P.C.Barton

基本情報

花期

3~5月

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最終更新日:2020-06-01 ハリリセンボン

分布

北海道~本州、朝鮮、中国、アムール、ウスリー、樺太に分布する。

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和名の解説

仏炎苞の中の花序が、僧が匂いもいとわず座禅をしている姿に似ていることから、この名がついた。

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別名・方言名

別名:ダルマソウ、ベコノシタ

花が終わってから出る葉が、牛の舌に似ているというので、ベコノシタの名がある。

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分類学的位置付け

サトイモ科

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人間との関係

【薬効と用い方】
毒虫に刺され、かゆみのあるときに、葉や葉柄の汁を直接患部に塗る。

またアメリカでの民間療法として、葉や葉柄を採取し乾燥させてから、利尿、吐き気を止める目的で、煎じて服用している。

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形態

葉の形質

葉は葉柄があり、円心形、花後も伸びて長さ幅共に 40 cmになる。花茎は長さ 10~20 cmになる。

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茎(幹)の形質

根茎は多肉質で直立して大形である。

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花の形質

花序は葉に先立って出る。仏炎苞はふつう暗紫褐色まれに緑色、長さ 20 cm、径 15 cmになり、先端は尖る。

花序は長さ約 2 cm。花粉を出している黄色の葯を4個ずつつけているところが1つずつの花であり、赤褐色の鱗状のものはそれらの花被片の上半部の外側である。

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果実の形質

果実は初夏に熟し、やがて地上に倒れて崩れ落ちる。

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似ている種 (間違えやすい種)

・ヒメザゼンソウ
ザゼンソウは花が終わってから葉が出るが、ヒメザゼンソウは葉が出てから咲くところが違う。北海道から本州の日本海側に産し、中国に分布する。

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生態

生育環境

山地の水湿地に生える。

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その他生態

全草に特異の悪臭がある。

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種・分類一覧