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シモクレン(Magnolia liliiflora)の分類 Magnoliaceae
シモクレン(Magnolia liliiflora)の概要 Magnolia

シモクレン(Magnolia liliiflora)

情報不足種 (DD)

【IUCN】評価するだけの情報が不足している種

【 学名 】
Magnolia liliiflora Desr.

基本情報

草丈・樹高

・高さ:2~4 m

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最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉低木

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花期

3~4月

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分布

北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布する。

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原産地

中国

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学名の解説

種小名は liliflora はユリ属のような花の意味。

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和名の解説

①漢名の木蘭の音読みの転。

②漢名の木蓮の音読みの転。

③モクネンジュ(木念珠)の意味。

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亜種・変種・品種

品種改良や交配がさかんに行われ、70以上の園芸品種が育成されている。

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別名・方言名

シモクレン、モクレンゲ、モクラン、ムクラン、モクラ二

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分類学的位置付け

モクレン科

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人間との関係

庭園、公園に花木として植え込まれ、また切花として用いられる。

つぼみは漢方で辛夷(しんい)と呼ばれ、頭痛、鼻炎、蓄膿症などに用いられる。

モクレンの渡来は古く、10世紀の『和名類聚抄』に記載が多く見られる。

ハクモクレンは江戸時代、貝原益軒『花譜』に記載があり、玉蘭をハクモクレンと読ませている。

ハクモクレンは1789年にイギリスに、19世紀にはフランスに渡り、在来品種と交配されて数多くの園芸種が生まれた。

マグノリアは欧米でも人気の高い花木で、アメリカ合衆国ではルイジアナ、ミシシッピ両州の州花となっている。

中国にはハクモクレンとともに高貴な花木として宮域や寺院に栽植された。

季題は「春」。「木蓮の落ちくだけあり寂光土 川端茅舎」「暁に似たるゆふべや木蓮花 秋史」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は互生、短柄で葉身は広倒卵形または卵状楕円形で長さ 8~18 ㎝、幅 4~11 ㎝、先端は凸形である。

縁は全縁で表面は無毛、裏面葉脈上に毛がある。冬芽は扁平卵形で有毛である。

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茎(幹)の形質

幹は主幹がなく株立ち状に何本か出る。枝は黒褐色。

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花の形質

葉に先立って枝先に暗赤紫色の大形花が半開して咲く。

がくは3片、緑紫色、花弁は6個で2列にはえる。長さ 5~12.5 ㎝。

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果実の形質

果実は卵状楕円形で、褐色で多数の袋果よりなる。

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種子の形質

種子は紅色である。

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似ている種 (間違えやすい種)

トウモクレン

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生態

生育環境

鑑賞花木として人家に植栽され、肥沃な日あたりのよい土地を好む。

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その他生態

繫殖は実生、株分け、さし木による。実生は赤実を水洗生干しし、土中に埋蔵して春に播種する。

株分けは2月下旬~3月上旬に株分け定植する。

せん定は好ましくない。施肥は1~2月に堆肥と有機質肥料を施すとよい。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ

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種・分類一覧