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タイサンボク(Magnolia grandiflora)の分類 Magnoliaceae
タイサンボク(Magnolia grandiflora)の概要 Magnolia

タイサンボク(Magnolia grandiflora)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Magnolia grandiflora L.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:10~20 m

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最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑高木

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花期

5~6月

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分布

植栽分布は本州(東北以南)、四国、九州、沖縄に分布している。

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原産地

北米南部

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学名の解説

属名はフランスの植物学者P・マグノルにちなむ。種小名 grandiflora は大きい花の、の意味。

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和名の解説

花や葉が大きいことを賞賛して名付けたもの

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別名・方言名

ハクレンボク(白蓮木。花の形がハスの花のようであることから)、トキワギョクラン、トキワハクレン、ジョウバハクレン

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分類学的位置付け

モクレン科 モクレン属

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花言葉

華麗、壮大

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人間との関係

庭園、公園の主木、植え込み、花木、記念樹、とくに洋風の庭園に適する。

マグノリアの香水として売られているのは、この花の香りを人工合成したもの。

日本には1873年(明治6)に渡来。泰山木の文字を使い始めたのは園芸植物の権威・松崎直枝。

南北戦争で有名となり、のち米国18代大統領になったグラント将軍夫妻が訪日した1879年(明治12)に、明治天皇が上野公園に案内した際、記念に植樹した。

これをグラント玉蘭と呼び、有名になった。上野公園の一角に今も見られる。

1900年にルイジアナ州とミシシッピー州を指すが、実際には州の全体に自生しているのはルイジアナ州だけである。

ヨーロッパには1734年に入り、地中海沿岸地方に多く植栽されている。

材は家具などに使用される。樹皮からは刺激剤が作られる。州花としているところがある。

季題は「夏」。「篠像や泰山木は花終ぬ 誓子」「泰山木鏡なす葉に咲かむとす 秋櫻子」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は互生、有柄、葉身は長楕円形ないし長倒卵形で鈍頭。葉縁は全縁でやや大波状縁である。

長さ 12~25 ㎝、幅 5~12 ㎝、上面は光沢のある濃緑色で下面には鉄さび色の密毛がある。

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茎(幹)の形質

幹は直立、樹容は整然としている。樹皮は暗褐色、幼枝には赤褐色の短毛が密生する。

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花の形質

花は枝先に香気のある白色の大輪を開く。花径 10~15 ㎝、がく片は3個、花弁は通常6個、雄しべは多数で花糸は紫色をしている。

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果実の形質

果実は広楕円形の集合果で、長さ 13~15 ㎝、成熟は11月。

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種子の形質

種子は扁平楕円形で紅色、長さ 0.6 ㎝で核は白色である。

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似ている種 (間違えやすい種)

ホソバタイサンボク

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生態

生育環境

肥沃な適湿地を好む陽樹。大気汚染に強い。

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その他生態

繫殖は実生、接木、さし木による。せん定はあまり好まない。施肥はやせ地以外は必要としない。耐寒性が強い。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ

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種・分類一覧