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オガタマノキ(Magnolia compressa)の分類 Magnoliaceae
オガタマノキ(Magnolia compressa)の概要 Magnolia

オガタマノキ(Magnolia compressa)

情報不足種 (DD)

【IUCN】評価するだけの情報が不足している種

【 学名 】
Magnolia compressa Maxim.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:10~15 m
・幹径:30~40 ㎝

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最終更新日:2020-05-14 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑高木

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花期

3~4月

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分布

本州関東中南部以西、四国、九州、沖縄、台湾、フィリピンに分布している。

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学名の解説

種小名 compressa は平扁の、の意味。

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和名の解説

①オギタマ(招霊)の転、この枝を神前に供えて神霊を招祷(おき)たてまつることから。

②オガタマ(小香玉)の意味。オカは小香、つまり香のことで、タマは実の形が玉に似ているため。

③「オガミタマ(拝魂)の木」の意味。

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分類学的位置付け

モクレン科 オガタマノキ属

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人間との関係

葉を香料とし、樹皮から鳥もちをつくる。材は床柱、家具材などに利用する。

常緑であることから、古来神木として用いられた。

常陸宮家の紋章はキクの周りをオガタマノキの花で囲んだもの。

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形態

葉の形質

葉は互生、有柄、葉身は長倒楕円形または長倒卵形で短尖、狭脚で長さ 5~10 ㎝、幅 2~4 ㎝。

葉縁は全縁で波状縁をなし、下面は帯青色である。

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茎(幹)の形質

幹は直立、枝分かれが多い。樹皮は帯緑灰色で平滑、幼枝には帯褐色の短伏毛があるが、のちに無毛となる。

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花の形質

香気の強い帯黄羽かう蝕の花を枝端近くにえき生する。

花径約 3 ㎝、がくと弁は各6片でともに長倒卵形で白色。その基部に紅紫色のいろどりがある。

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果実の形質

果実は10月成熟、こぶし状に集まり、長さ 5~10 ㎝。

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種子の形質

種子は赤色である。

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芽生え・幼木の形質

冬芽はさび色の毛が密生する。

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生態

生育環境

温暖地方の山地などに自生する陰樹で、稚幼樹は樹下でもよく生育する。

肥沃で深層の壌土を好む。適湿地によく育つ。

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食物として利用する動物

愛知県以南に生息する珍蝶ミカドアゲハの食草。

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その他生態

繫殖は実生がおもでさし木はやや困難。実生は秋に採種し水洗生干しし、土中に埋蔵、春に播種する。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ

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種・分類一覧