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マテバシイ(Lithocarpus edulis)の分類 Fagaceae
マテバシイ(Lithocarpus edulis)の概要 Lithocarpus

マテバシイ(Lithocarpus edulis)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Lithocarpus edulis (Makino) Nakai

基本情報

草丈・樹高

・樹高:15 m
・幹径:1 m

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最終更新日:2020-05-01 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑高木

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花期

6月

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分布

九州に自然分布する。

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学名の解説

属名はインドネシア語。種小名 edulis は食べられる、の意味。

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和名の解説

①実がマテ貝の形に似ることから。

②全手葉椎の意味から。

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別名・方言名

マタジイ(マテバシイの転化)、サツマジイ(薩摩産のシイ)、マテバガシ、マテガシ/トージ(千葉)、シヌジイ(静岡)、ナガシイ(香川、徳島、愛媛、高知)、ハビロカシ(宮崎)、マテ(長崎、鹿児島)、クダン(沖縄)

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分類学的位置付け

ブナ科 マテバシイ属

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人間との関係

果実は食用。防風・防火のほか造園用に広く植栽される。

材は炭薪材や器具材など、またシイタケの榾木にする。果実(どんぐり)は渋くなく食べられ、醸造され酒がつくられる。

季題は「秋」。

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形態

葉の形質

葉は密に繁茂し、互生、有柄、葉身は大形で、倒卵状広皮針形または倒卵状楕円形。

長さ 8~18 ㎝、幅 3~8 ㎝、短鋭尖頭、鈍端、基部はくさび形、全縁、厚い革質で、上面深緑色、光沢があり、下面帯褐灰緑色、幼時に下面主脈の上と葉柄に斜上毛があるほか無毛。

側脈はよく目立つ。葉柄は長さ 1~2 ㎝。

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茎(幹)の形質

幹は株もとから分枝することが多く、枝は広く広がり、樹皮は暗褐色。平滑、新枝は無毛。

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花の形質

雌雄同株、雄花序は新枝の葉えきから上向きし、長さ 5~9 ㎝で黄褐色。雌花は雄花序の株につくか、また新枝に雌花序をみつけることもある。

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果実の形質

堅果は翌年の秋に熟し、光沢のある褐色で、卵円形または長楕円形、鋭頭、長さ 2~2.5 ㎝。

殻斗は椀状で外側に鱗片が密着して並び、灰白色の短毛が密生している。

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生態

生育環境

暖地の山地に自生し、肥沃な深い壌土を好む。乾燥にも耐える。

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その他生態

繫殖は採りまきによる。萌芽力が強く、せん定に耐える。

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種・分類一覧