タラノキ(Aralia elata)の解説トップに戻る
タラノキ(Aralia elata)の分類 Araliaceae
タラノキ(Aralia elata)の概要 Aralia

タラノキ(Aralia elata)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Aralia elata (Miq.) Seem.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:3~8 m

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉低木

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

花期

8~9月

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

分布

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸北部、サハリン、千島などに分布する。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

学名の解説

属名 Araliaはカナダの土地名、種小名 elata は背の高いの意味。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

和名の解説

不詳だが、朝鮮語に由来するという説がある。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

別名・方言名

ウドモドキ、マンシュウダラ、オニダラ、タランボ/タラボー(青森、岩手、宮城、茨城、栃木)、ウマボコ(秋田)、タラッペ(新潟、栃木、群馬、静岡)、ホンダラ(千葉、三重、和歌山、香川、徳島)、タロ(三重、香川)、ダラノキ(山口、熊本、鹿児島)/アユシニ(アイヌ語。「刺多くある木」の意味)

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

ウコギ科 タラノキ属

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

人間との関係

材は器具、樹皮は薬用、若芽は食用。若芽は「らたの芽」といい、独特の香味がある山菜で、天ぷらをはじめ和え物、煮物などにして食べる。食用として栽培もされる。

材は軽軟で下駄、盆、杓子などに用いる。

根の皮はサポニンを含み、糖尿病の民間薬とされる。中国では樹皮、根皮を刺老鴉と称し、強精、神経衰弱、関節炎、糖尿病などに用いる。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

形態

葉の形質

葉は枝先に集まって互生し、葉柄は長さ 15~30 ㎝で基部はふくらむ。

葉身は長さ 50~100 ㎝の2回羽状複葉で、小葉は対生し、5~9個つき、卵形か楕円形で鋭頭、縁にきょ歯がある。

長さ 5~12 ㎝、幅 2~7 ㎝。両面にやや堅い毛が散生し、下面脈上にはとくに多い。小葉軸上には直立した鋭いとげが並ぶ。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

茎(幹)の形質

幹は直立し、樹皮は暗灰色で網状の割れ目が入る。枝は太く鋭い刺針が多数つく。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

花の形質

枝先に長さ 30~50 ㎝の複総状花序をつけ、褐色の縮毛がある。花は白色で径約 0.3 ㎝。花弁、雄しべとも5個、花柱も5個で長さ約 0.15 ㎝、分離して平開する。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

果実の形質

果実は球形で径約 0.3 ㎝、黒熟する。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

芽生え・幼木の形質

冬芽は互生し、頂芽は側芽より大きく、円錐状で長さ 1~1.5 ㎝、3~4枚の芽鱗に包まれ、基部に鱗片状の刺針と剛毛が密生する。

葉痕は馬蹄形で枝の4分の3ほどをとり囲む。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

生態

生育環境

山野に広く自生する。

参考文献

最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

種・分類一覧