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キバラモクメキリガ(Xylena formosa)の分類 Noctuidae
キバラモクメキリガ(Xylena formosa)の概要 Xylena

キバラモクメキリガ(Xylena formosa)

【 学名 】
Xylena formosa Butler, 1878

基本情報

大きさ・重さ

開張 47~55 ㎜内外
幼虫 約 50~55 ㎜

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最終更新日:2020-05-06 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年1化。11~12月頃羽化する。

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分布

北海道、本州、佐渡島、伊豆諸島八丈島、四国、九州、対馬、屋久島、沖縄島
国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシア南東部に分布。

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亜種

タイプ産地は横浜。
本種と外見上区別できない別種 X. confusa Kononenko & Ronkay, 1998 がロシア沿海州、朝鮮半島などに分布し、本種と混生していることが知られているが、この種は日本では発見されていない。

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人間との関係

ウメの食害が報告されている。

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形態

成虫の形質

前翅は灰褐色もしくは茶褐色で、前縁部はやや暗化している。
腎状紋の中は黒褐色で満たされる。
後翅は黒褐色。

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幼体の形質

体色は淡褐色から暗褐色。
亜終齢までは深緑色。
背楯はビロード様の黒色。
気門線は上方黒色に縁どられる白色。

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生態

幼虫の食性

多食性で、各種の草本や木本を食す。
クヌギ、カシワ、アベマキ、コナラ、アラカシ(以上ブナ科)、シデコブシ(モクレン科)、ナシ、サクラ類(以上バラ科)、エンドウ、エニシダ(以上マメ科)、タケニグサ(ケシ科)、イタドリ、ギシギシ(以上タデ科)、ゴボウ、キクイモ(以上キク科)、タバコ(ナス科)、セッコク(ラン科)、エノキ(アサ科)などの記録がある。

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ライフサイクル

成虫で越冬し、5月ごろまで見られる。

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その他生態

灯火にも糖蜜にも飛来し個体数も多い。

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種・分類一覧