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Erynnis montanusの分類 Hesperiidae
Erynnis montanusの概要 Erynnis

Erynnis montanus

【 学名 】
Erynnis montanus Bremer, 1861

基本情報

大きさ・重さ

開長:36〜42 mm
幼虫体長:約 23 mm (終齢)

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最終更新日:2020-06-05

活動時期

3月下旬〜4月

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分布

北海道・本州・四国・九州 (南限は鹿児島市と鹿児島県錦江町) 。国外では朝鮮半島、中国東北部、ロシア南東部、中国に分布する。

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生息状況

丘陵地の雑木林などでは比較的残っているものの、里山の管理が放棄され、暗い林になると生息地として不適となるため、低地部では減少傾向にある。

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亜種

・E. m. montanus (Bremer, 1861)
…名義タイプ亜種。日本産も名義タイプ亜種に含まれるとするのが一般的であるが、日本産亜種 rusticanus (Butler, 1866) を認め、日本および極東産をこの中に含める見方もある。

・E. m. nigrescens (Leech, 1893)
…四川・雲南に分布。

・E. m. monta (Evans, 1949)
…Tse Kouに分布。

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分類学的位置付け

昆虫綱 (Insecta) チョウ目 (Lepidoptera) セセリチョウ科 (Hesperiidae) チャマダラセセリ亜科 (Pyrginae) ミヤマセセリ属 (Erynnis) ミヤマセセリ (Erynnis montanus)

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形態

成虫の形質

小型。翅表は茶褐色で、前翅に紫灰色の樹皮模様があり、後翅に黄橙色の斑列がある。翅裏は翅表とよく似るがいくらか淡色で、前翅の翅頂部付近に黄橙色が広がる。
色彩斑紋は雌雄でほとんど同じであるが一部異なり、雌は雄より前翅表面の紫灰色の樹皮模様が顕著で密度が高く、中央部では白帯のようになる。このほか、雄は前翅前縁基半に前縁が上方に反り返った淡褐色の性標がある。

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幼体の形質

セセリチョウ科の幼虫の中では最も太短い体型をしている。地色は淡黄緑色、頭部は茶褐色で、淡紅色の斑紋と白色の微毛を持つ。

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地理的変異

国内における地理的変異の存在は知られていない。

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生態

成虫の生息環境

平地〜山地の落葉広葉樹林に生息し、丘陵地〜低山地の手入れのされた日当たりの良い雑木林でよく見られる。

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成虫の食性

成虫はスミレ類やタンポポ類など各種の花を訪れて吸蜜する。

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幼虫の食性

幼虫はコナラ・クヌギ・カシワ・ミズナラなどのブナ科植物を食草とする。

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ライフサイクル

年1回、早春に発生する。西南日本の低山地帯では3月中旬〜4月下旬に成虫が出現し、3月下旬〜4月上旬が最盛期となる。本州の高地や北海道あたりの寒冷地では4月下旬〜6月上旬ごろに発生する。幼虫の成長は緩慢で、春から秋にかけて成長し、晩秋になってからようやく老熟に達して越冬する。そして早春にそのまま摂食することなく蛹化し、ついで羽化、という経過をとる。幼虫齢数は6〜8齢。

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活動時間帯

日中

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特徴的な行動

成虫は日中、森林の林床を跳ねるように敏活に飛翔し、枯れ草上や地面に好んで止まって日光浴をするが、その際は翅を水平に広げる。休息時にはヤガのように前翅を屋根形にたたむ特異な習性を持つ。日本産チョウ類ではこのような習性を持つ種は他に知られていない。

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種・分類一覧