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カブラヤガ(Agrotis segetum)の分類 Noctuidae
カブラヤガ(Agrotis segetum)の概要 Agrotis

カブラヤガ(Agrotis segetum)

【 学名 】
Agrotis segetum Schiffermüller, 1775

基本情報

大きさ・重さ

開張 38~40 ㎜内外
幼虫 約 35~40 ㎜

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最終更新日:2020-05-06 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年2~3化。初夏から秋にかけて見られるが、夏に多い。

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分布

北海道、本州、伊豆諸島、小笠原諸島、四国、九州、対馬、屋久島、沖縄諸島、宮古島、石垣島
国外では東南アジア、ユーラシア大陸、アフリカ、オセアニアに分布。

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和名の解説

「カブラ」は「カブ」のこと。農業害虫であることから?

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亜種

タイプ産地はオーストリアのウィーン。

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別名・流通名・方言名

ネキリムシ(幼虫)

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人間との関係

各種農作物の害虫であり、多くの防除法が研究されている。

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形態

成虫の形質

雄触角は両櫛歯状、雌触角は糸状。
個体変異が大きい。明るい個体や赤みがかった個体もある。
雄前翅の各紋は明瞭な黒線で縁どられる。 
楔状紋は短く細い。
腎状紋内は黒色で大きい。
環状紋はほぼ真円で、内部は明るいか、または黒点を持つ。
後翅は、雄では光沢のある白色で、雌では辺縁が暗くなり、翅脈が暗色ではっきり見える。
雄雌ともRsより前縁は着色される。
雌前翅には暗色の型と明るい型がある。

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幼体の形質

胴部は灰褐色。
頭部は褐色。
刺毛基部に小黒点を持つ。

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地理的変異

日本産の雌に見られる前翅地色の明るい型はヨーロッパには産しないようで、ヨーロッパの諸図鑑にも掲載されていない。
雌雄交尾器でも雄のパルパの形、ベシカの硬化部や雌の二次ブルサエの巻き数に差があるが、個体変異も多く種分化の決定的な差は出ない。

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生態

成虫の生息環境

平地に多い。

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幼虫の食性

多食性で、種々の作物、草本につく。

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ライフサイクル

幼虫で越冬する。

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種・分類一覧