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ウスタビガ(Rhodinia fugax)の分類 Saturniidae
ウスタビガ(Rhodinia fugax)の概要 Rhodinia

ウスタビガ(Rhodinia fugax)

【 学名 】
Rhodinia fugax Butler, 1877

基本情報

大きさ・重さ

開張 雄 85 ㎜内外 雌 100 ㎜内外
幼虫 約 60 ㎜

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最終更新日:2020-05-05 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

秋に出現する。
平地では12月になってから得られることがある。

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分布

北海道、本州、四国、九州
国外では朝鮮半島、中国、ロシア南東部に分布

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学名の解説

種小名 fugax :「儚い」「速い」などの意味。

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亜種

R. f. diana (Oberthür, 1886) 北海道亜種 北海道産は小型で、雄の色彩は濃色であることから、井上(1982)はロシア南東部から記載された亜種 diana (Oberthür, 1886)と同じとみなしているが、岸田(2011)は北海道とロシア南東部のものが似ているのは、環境による収れんと考えられ、日本への侵入経路から考えて同一の亜種とすることは不適当と考えている。

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別名・流通名・方言名

ヤマカマス(繭)

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形態

成虫の形質

雄の翅頂は細く、外方に突出する。
雌は大きく翅が丸みを帯びる。
翅の色彩は、雄では黄色がかったものから赤みの強いものまで変異があるが、雌は黄色の個体だけで安定している。

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蛹の形質

緑色で、長い柄で枝にぶら下がっている。

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幼体の形質

体色は背面が黄緑色、腹面が緑色。
気門下線部が側方に張り出し稜となる。
後胸背部に1対の突起、第8腹節背部に1つの突起を持つ。

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生態

幼虫の食性

コナラ、クヌギ、カシワ(ブナ科)、サクラ類(バラ科)、ケヤキ、エノキ(ニレ科)

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幼虫の天敵

ウスタビガフシヒメバチ

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発音(鳴き声)

幼虫は体に触れるとキーキー音をたてる習性がある。

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産卵

よく繭に1~2個産み付けられる。

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種・分類一覧