- 解説一覧
- ミルンヤンマ(Planaeschna milnei)について
 
            ミルンヤンマ(Planaeschna milnei)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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                                                                Planaeschna milnei Selys, 1883
基本情報
- 大きさ・重さ
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                                                全長 雄 61~78 ㎜、雌 61~80 ㎜ 
 腹長 雄 45~59 ㎜、雌 43~59 ㎜
 後翅長 雄 40~52 ㎜、雌 41~56 ㎜
 幼虫 40~43 ㎜ 頭幅 8.5 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
- 学名の解説
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                                                明治時代にお雇い教師として来日し工部省工学寮で地質学と鉱山学を教えたイギリス人、 Jone Milne (1850~1913) に献名されたもの。 
参考文献
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- 和名の解説
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                                                明治時代にお雇い教師として来日し工部省工学寮で地質学と鉱山学を教えたイギリス人、 Jone Milne (1850~1913) に献名されたもの。 
参考文献
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- 亜種
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                                                奄美大島の個体群は1994年にヒメミルンヤンマ P. naica Ishida, 1994 として記載されたが、形態差が少なく、DNA解析上も差異はわずかなため、2012年に本種の亜種 ssp. naica とされた。 
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形態
- 成虫の形質
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                                                雌雄共に黒地に黄色の斑紋があり、翅はほぼ無色透明だが、南日本の雌には翅の前縁に褐色の帯が現れる個体が見られる。 
 雌雄とも前額は黒色みが強い。
 尾部上付属器は上方へ反り返る。
 雌雄とも腹部第2~7節に環状の黄色斑が並ぶ。
 奄美亜種は本土産のものより小型で黒味が強く、腹部の環状斑が細い。
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- 幼体の形質
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                                                濃褐色の地に複雑な濃淡模様のある細長い紡錘形をした中くらいの大きさのヤゴ。 
 コシボソヤンマをひとまわり小さくしたような体型をしている。
 後頭の側角がわずかに尖っているだけで刺状突起がなく、腹部の側刺が小さくて先が後ろを向いているため外部がなめらか。
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生態
- 活動時間帯
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                                                黄昏活動性が強く、通常日中は樹林の中の薄暗い下枝に静止していて早朝と夕方の黄昏時に活躍するが、晩秋には日の高いあいだにも飛翔する。 
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