- 解説一覧
- アオヤンマ(Aeschnophlebia longistigma)について
 
            アオヤンマ(Aeschnophlebia longistigma)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
【環境省】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
- 【 学名 】
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                                                                Aeschnophlebia longistigma Selys, 1883
目次
基本情報
- 大きさ・重さ
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                                                全長 雄 66~79 ㎜、雌 66~77 ㎜ 
 腹長 雄 45~55 ㎜、雌 44~51 ㎜
 後翅長 雄 40~47 ㎜、雌 44~50 ㎜
 幼虫 42~47 ㎜ 頭幅 8~9 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-13 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
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                                                腹部第3節のくびれがなく、全身が鮮やかな緑色の中型のヤンマ。 
 雌雄や成熟過程で体色の変化が少ない。
 複眼は未成熟のうちは灰褐色で中央に青緑色の斑紋があり、成熟すると全体的に緑色になる。
 翅はほぼ無色だが、未成熟の個体や雌では橙黄色がかる。
 縁紋は細長い。
参考文献
最終更新日:2020-05-13 瀬戸内味わいにぼし
- 幼体の形質
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                                                赤みのある淡褐色あるいは濃褐色をした、典型的なヤンマ型のいくぶん大きめのヤゴ。 
 腹部の背面にはっきりした2本の広い淡色条がある。
 同属のネアカヨシヤンマに酷似しているが背刺がない。
参考文献
最終更新日:2020-05-13 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 産卵
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                                                雌単独でヨシやマコモの茎につかまり、腹部を強く曲げて産卵管を刺し、茎内に多くの卵を産みこむ。 
 下方へあとずさりしながら産卵するため、雌の上には産卵孔がいくつも並ぶ。
 水面から1メートル以上の高さで行うことも多い。
 孵化した前幼虫は産卵孔から出ると、落下して水中に入る。
参考文献
最終更新日:2020-05-13 瀬戸内味わいにぼし