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セマダラコガネ(Exomala orientalis)の分類 Rutelidae
セマダラコガネ(Exomala orientalis)の概要 Exomala

セマダラコガネ(Exomala orientalis)

【 学名 】
Exomala orientalis (Waterhouse, 1875)

基本情報

大きさ・重さ

体長 8.0~13.5 ㎜

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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

5~9月

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分布

北海道、本州、佐渡島、粟島、伊豆諸島、小笠原諸島(中硫黄島をふくむ)、隠岐、四国、淡路島、九州、対馬、五島列島、男女群島、屋久島、吐噶喇列島(諏訪之瀬島)、奄美大島、石垣島
国外では朝鮮半島、ハワイ諸島、ミクロネシア、北アメリカ

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学名の解説

種小名「orientalis」は「東・東方」の意。

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亜種

亜種区分はされていない。

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人間との関係

ゴルフ場などの芝生の害虫である。

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形態

成虫の形質

色彩は黄褐色で、黒色紋が様々な程度に発達し、完全な黒化型も出現する。
背面に銅色の金属光沢を帯びる。
頭部と前胸背板は緑銅色~赤銅色の金属光沢を帯びる。
頭部は頭楯が方形で、前角は丸みを帯び、前縁は強く上反する。
上面はしわ状となる。
頭部は前部から中央部で密に点刻され、その点刻は融合して彫刻状となる。
後側部は横長の点刻をそなえる。
前胸背板は中央で横長の点刻をそなえ、側部3分の1にかけて大きくなる。
側縁は小さな点刻をそなえる。
側部後部には1対の不明瞭なくぼみをもつ。
縁取りは後角をこえ、小楯板角まで達する。
小楯板は横長から丸い点刻を不規則にそなえる。
上翅は8条の点刻列からなる不規則な条溝をもち、間室には小さい点刻をそなえる。
側縁隆起は上翅中央部で幅広く、肩部から後角手前まで発達する。
側縁膜は上翅中央部より生じ、赤褐色である。
翅端はやや丸みを帯びる。
後胸腹板はまばらに点刻され、中央部にくぼみをもつ。
側部は密に点刻され、融合して網目状彫刻となる。
中央は黄白色の毛をまばらにそなえ、その毛は側部でやや密となる。
腹部腹板は横しわ状の点刻列をそなえ、各腹板中央付近に黄白色の1本の毛列をもつ。
尾節板は横長の点刻をそなえ、融合して横しわ状となり、側縁に沿って黄白色の長毛をまばらにそなえる。
脚は前脛節に雌雄ともに段状の2本の外歯をもつ。
雄前跗節第5節の基部は前方がややえぐれ、1本の歯をもつ。

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生態

成虫の生息環境

草原や湿原、河川敷などの開けた環境。

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成虫の食性

イタドリなど

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幼虫の食性

広食性。草本類。

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ライフサイクル

幼虫期は1年。
野外における卵期間は14~18日、蛹期間は17日前後と考えられる。

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種・分類一覧