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ナミハナムグリ(Cetonia (Eucetonia) pilifera)の分類 Cetoniidae
ナミハナムグリ(Cetonia (Eucetonia) pilifera)の概要 Cetonia

ナミハナムグリ(Cetonia (Eucetonia) pilifera)

【 学名 】
Cetonia (Eucetonia) pilifera (Motschulsky, 1860)

基本情報

大きさ・重さ

成虫体長:16.0~19.2 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-08-11 ひろりこん

活動時期

成虫出現時期(日本国内):4~7月

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最終更新日:2020-08-11 ひろりこん

分布

北海道、奥尻島、本州、佐渡島、飛島、粟島、伊豆諸島、隠岐、四国、沖ノ島(高知県)、九州、対馬、壱岐、平戸島、五島列島、男女諸島、甑島列島、種子島、屋久島;韓国(済州島)

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分類学的位置付け

タイプ産地は日本。朝鮮半島やロシア南東部に分布する Cetonia magunifica Ballion, 1870 は本種の亜種とされることがある。その場合は、本種の分布に朝鮮半島やロシア南東部が含まれることになる。

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形態

成虫の形質

頭楯、腹面、脚は赤銅色、前胸背板および上翅は黄緑色から緑色、まれに赤褐色。頭部、腹板、尾節板、脚などには白灰色ないし黄褐色の長毛が密生する。上翅にもやや密に長毛が生えるが、地域や個体によりその密度には変異が大きい。

頭楯は両側がふくらみ、前縁は縁取られ中央で湾入する。前胸背板にはやや強い点刻が密にあり、上翅には明瞭な2対の縦隆条が認められる。前脛節の第2外歯は、中央近くにあり、雄交尾器の先端の節片化部はイチョウの葉状。

また、一般に夏に出現する個体は上翅の毛が少ないことが知られている。

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地理的変異

多少の地方変異があり、山形県飛島産は著しく大型で毛は少なく、屋久島産は小型で毛が多く、赤銅色も強いなど、地域性が強いが、同一地域にも変異は多い。

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生態

成虫の生息環境

海岸部から低山地がおもな生息地。

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成虫の食性

トベラ、コゴメウツギ、クリ、ガマズミなどの花やコナラの樹液

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ライフサイクル

飼育下では春に産卵、秋に羽化し成虫で越冬するが、野外でのライフサイクルは不明。1年1化。

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その他生態

多くのコガネムシ類はほかの甲虫と同様に上翅を広げてバランスを取りつつ後翅を羽ばたいて飛翔するが、ハナムグリ類は上翅を閉じたままの独特な飛び方をする。上翅をやや持ち上げ気味にして、側縁のえぐれた部分から後翅をくりだして飛ぶのである。このため、すばやく飛翔体制をとることができ、上翅にかかる空気抵抗が少ない分、飛ぶスピードも速くなる。

ハナムグリ類は地上での幼虫の移動法も個性的で、体を仰向けにして、環節を波状に動かして前進する。あしは歩行にではなく、終齢幼虫が蛹室をつくるさいに使用されるという。

参考文献

  • 酒井香 1998 食葉群と食糞群, 日高敏隆(監修) 石井実、大谷剛、常喜豊(編) 日本動物大百科10:昆虫Ⅲ. 平凡社. p. 114.

最終更新日:2020-08-11 ひろりこん

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