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クマゼミ(Cryptotympana facialis)の分類 セミ科(Cicadidae)
クマゼミ(Cryptotympana facialis)の概要 Cryptotympana

クマゼミ(Cryptotympana facialis)

【 学名 】
Cryptotympana facialis (Walker, F., 1858)

基本情報

大きさ・重さ

成長全長:63~70 mm
成長体長:45~52 mm

参考文献

最終更新日:2021-04-05 ハリリセンボン

分布

本州(東京以西)・四国・九州・対馬・種子島・屋久島・トカラ島・奄美大島・沖縄本島・久米島・宮古島;台湾・中国。

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分類学的位置付け

八重山諸島(石垣島・竹富島・西表島・波照間島)に産するものは、腹背の第1~第3腹筋の側方が幅広く、白帯に別亜種リュウキュウクマゼミ C. facialis okinawanaとして区別され、与那国島産のものはさらに腹背の白色紋が発達し全複節の側方にみられるので、別亜種ヨナクニクマゼミ C. facialis yonakunina とされる。

近縁のヤエヤマクマゼミ C. yaeyamana は本種に似るが、雄の腹弁は黒褐色と褐色で先端はとがり、前翅は細くて先端部がとがっており、腹背に白帯がないことなどで本種と区別できる。

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形態

成虫の形質

体は背面全体が光沢のある黒色で、新鮮な個体では体表に金灰色の鱗毛を密生する。腹部背面には白粉の横帯を装うことがある。

前翅前縁脈は基方で黄緑色だが、結節線より先端では黒色黒色~黒褐色。前翅基部の黒色部は基方を超えない。

雄の腹弁は長円形で、光沢のある橙色。腹部腹板は黒色部と橙褐色部からなり、側方は広く白粉で覆われる。

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生態

発音(鳴き声)

“ジュクジュク...” という序奏に続いて、“シャーシャー”という高潮音を経て再び序奏と同じ音を間奏にして、これを繰り返す。一回がおよそ15秒で、通常終止せずに間奏部分をはさんで続ける。

高潮音の“シャーシャー”というリズムは腹部を上下して腹弁と腹部の隙間を開閉することによる。周波数は、2-10kHzに至る部分を主要部として、2-43kHz付近まで分布する 「への字型」の山をなす。

パルスの図は“シャーシャー”と6回鳴いた部分を表し、パルス振幅の変化の様相がわかる。

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生殖行動

交尾はV字型で行い、産卵は木の中程の直立した細い枯枝中に行う。

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特徴的な行動

午前中に鳴き(7:00~10:30頃が盛んである)、雌はよく鳴き移りをする。

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その他生態

成長出現時期:日本本土では7月中旬から9月上旬に出現するが、琉球列島では主に6月中旬から7月にかけて出現する。なお、西表島産は出現が遅く7月下旬から9月上旬で、すぐ近くの石垣島産より 約1ヵ月も後に出現する。また、沖縄本島北部大宜味村の山間部では所により9月中旬に出現する。

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種・分類一覧