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オウギワシ(Harpia harpyja)の分類 タカ科(Accipitridae)
オウギワシ(Harpia harpyja)の概要 Harpia

オウギワシ(Harpia harpyja)

近危急種 (NT or LR/nt)

【IUCN】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

【 学名 】
Harpia harpyja (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:約 96 ㎝
・体重:雌約 7.5 kg、雄約 6 kg。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

分布

メキシコからアルゼンチンに北西部にかけ、とくにアマゾン川流域の密林地帯に多く生息。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

生息状況

生息地の分断化が脅威となっている。

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分類学的位置付け

タカ目 タカ科

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

人間との関係

昔からインディオが幼鳥を捕えて飼育し、装飾用に冠羽をとったり、交易品とした。パナマの国鳥。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

巨大な体に鋭く湾曲した大きな嘴と爪をもち、南アメリカに生息するタカ目の中で最も強く、攻撃的。

頭には黒い扇形の冠羽をもつ。羽色は上面と胸が黒く、腹が白い。頭は明るい灰色で、尾は黄褐色に黒い横斑がある。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

生態

生息環境

破壊されていない熱帯や亜熱帯の雨林。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

食性

オマキザル・ナマケモノ・オポッサム・ハナグマ・キノボリヤマアラシなどの中型獣のほか、コンゴウインコ・ホオカンチョウなどの鳥も捕食。

密林の樹間を時速 60~80 kmの速さで飛行し、獲物の動きを見るとおそいかかる。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

ライフサイクル

繁殖期は1~5月ころで、密林中のいちばん高い木に巣を造り、黄色に淡い褐色斑がある卵( 80~71 × 60~57 mm)を2個産む。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

生殖行動

つがい相手は生涯変わらないが、ゆっくり2~3年おきに繁殖する。

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産卵

飼育下で抱卵は54~56日、1巣1~2卵。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

子育て

育雛の期間も長く100日を超すと思われる。

ある野生の親は5日、ときには14日も餌を持ち帰らず、雛は空腹のあまりその餌に襲い掛かったという。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

特徴的な行動

ナマケモノは獲物の3分の1を占め、早朝に木の梢に来たときに捕まえる。自分の体重の3分の2近くある獲物も運ぶ。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

種・分類一覧