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Prunus serrulataの分類 バラ科(Rosaceae)
Prunus serrulataの概要 Prunus

Prunus serrulata

【 学名 】
Prunus serrulata Lindl.

基本情報

草丈・樹高

品種により樹高が異なり、マメザクラは 3 m程度、ヤマザクラは 15~25 mになる。

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最終更新日:2021-04-05 ハリリセンボン

生活形

落葉低木~高木

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花期

サクラは春に咲く印象が強いが、種類によって開花時期が異なる。

早春に咲くカンザクラに続いてカンヒザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラが春を彩ったあと、八重咲きのサクラが咲き、晩春のミヤマザクラと続く。フユザクラ、ジュウガツザクラなど秋から冬にかけて咲くものもある。

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原産地

ヒマラヤ地方

3万年前に縄文人と共に日本に入ったと言われている。

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和名の解説

サクラの名は、古事記に登場する「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」の「さくや」から転じたという説や、うららかに咲くことから「咲麗(さくうら)」が変化してサクラとなったとする説、穀物の神を表す「さ」と神が座るところを意味する「くら」すなわち稲の神様の座るところとする説などがある。

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亜種・変種・品種

日本には野生種が9種、変品種を合わせて約百種が存在する。さらに、これらの交配により作られた園芸品種は数百種に及ぶ。山に自生するサクラの代表はヤマザクラで、これを母体にして多くの園芸品種が作り出されている。

サクラ属のうち、いわゆるサクラはサクラ亜属に属し、ウワミズザクラやイヌザクラのようにサクラという名がついても通常のサクラとは異なる形の花が咲くものはウワミズザクラ亜属である。その他、ウメ亜属、ニワウメ亜属、スモモ亜属、モモ亜属も含めてサクラ属には6つの亜属がある。

サクラ亜属はさらに、カンヒザクラ群、エドヒガン群、マメザクラ群、チョウジザクラ群、ヤマザクラ群、ミヤマザクラ群などに分けられる。

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別名・方言名

桜、この花、かざし草、吉野草、曙草、あだな草、夢見草

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分類学的位置付け

バラ科 サクラ属

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花言葉

淡白、純良な教育 

ヤマザクラ=純潔 カンザクラ=欺く

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人間との関係

海外における桜の名所として有名なのは、米国ワシントンDCのポトマック湖畔の桜並木である。公園に桜を植えてほしいとの声を受けて、明治45年に当時東京市長だった尾崎行雄が日米友好のためニューヨーク市長へ桜の苗を3000本寄贈する形で実現した。

【利用方法】
材は建築材、家具材、器具材などに、樹皮は樺細工などの加工用に用いられる。花や葉は桜湯、桜餅に利用されるものもある。セイヨウミザクラの実は果物として食す。

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形態

葉の形質

【葉の特徴】葉は楕円形~長楕円形。

【花の特徴】花弁は5枚、雄しべ30~40個、めしべ1個の一重咲のサクラは全体の6割を占める。雄しべ、雌しべ、萼(がく)が花弁に変化し、花弁の数が11~60個になっているものが八重咲のサクラで全体の30%ぐらいである。花の色は、淡紅色のものが大半であるが、紅色、白色、紫がかった紅色、黄緑色、薄墨色のものもある。

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花の形質

花弁は5枚、雄しべ30~40個、めしべ1個の一重咲のサクラは全体の6割を占める。雄しべ、雌しべ、萼(がく)が花弁に変化し、花弁の数が11~60個になっているものが八重咲のサクラで全体の30%ぐらいである。花の色は、淡紅色のものが大半であるが、紅色、白色、紫がかった紅色、黄緑色、薄墨色のものもある。

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最終更新日:2021-04-30 ハリリセンボン

果実の形質

果実は核果。直径 1 cm前後の球形で、黒紫色または紅色の実をつける。

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生態

生育環境

ヨーロッパ東部ではセイヨウミザクラが自生するところがある。

サクラの名所は日本各地にあり、1,000本以上のサクラの木がある名所だけでも数百箇所ある。その多くはソメイヨシノが植えられている。平安時代中期には既にはるばる尋ねる人も多かったという奈良県の吉野山は、大半をヤマザクラとする日本一のサクラの名所である。

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最終更新日:2021-04-05 ハリリセンボン

関連情報

病害虫

カビの一種であるタフリナ菌によって引き起こされるてんぐ巣病に感染すると、枝が異常に発生して花が咲かなくなりやがて枯死する。防除には感染部位を切除するしか現在方法はない。特にソメイヨシノは感染しやすく、日本中のサクラの名所で蔓延している。

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最終更新日:2021-04-05 ハリリセンボン

種・分類一覧